経営規模等評価とは
経営規模等評価とは、経営事項審査項目のうち、経営状況分析以外の項目を審査して点数化するもので、次の審査項目があります。
年間平均完成工事高 |
自己資本額及び建設業従事職員数 |
技術力・・・営業所の専任技術者や主任技術者・監理技術者になることができる職員数により評価される |
社会性等・・・労働福祉の状況、工事の安全成績、営業年数、公認会計士等数、防災活動への貢献の状況といった5つの審査項目からなります |
総合評定値請求とは
総合評定値請求とは、経営状況分析と経営規模等評価の結果を合わせた総合の値をいい、公共工事の入札では、総合評定値が求められるため、経営規模等評価と合わせて、総合評定値請求も行う必要があります。
また、民間工事でも建設業者の格付けに総合評定値を用いる企業がありますので、自社の総合評定値を把握しておくほうがよいかと思われます。
総合評定値は、P点と呼ばれ、具体的には、次の数式により算出されます。
総合評定値P=0.35X1+0.1X2+0.2Y+0.2Z+0.15W
【参考】
X1:経営規模のうち、種類別年間平均完成工事高の評点
X2:経営規模のうち、自己資本額及び建設業従事職員数の評点
Y:経営状況の評点
Z:技術力の評点
W:その他の審査項目(社会性等)の評点